本作品はケネディ大統領暗殺事件を妻の目線から描いた話題作です。第73回ベネチア国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞を、トロント国際映画祭ではコンペティション部門で最高の賞となるプラットフォーム賞を受章するなど今、もっとも映画ファンの注目を集めている作品といってもいいでしょう。ここではそんな話題作『ジャッキー/ファーストレディー最後の使命』の情報をたっぷりとお伝えします!
目次
映画『ジャッキー/ファーストレディー最後の使命』のあらすじや日本公開、映画館は?予告動画あり
人々から「ジャッキー」の愛称で親しまれていたケネディ大統領のファーストレディ・ジャクリーンにある日、突然、悲劇が訪れる。
1963年11月22日――。
テキサス州ダラスでパレードをしていたジョン・F・ケネディ大統領が暗殺されてしまったのだ。しかし、ジャッキーには悲しみに暮れる時間など与えられなかった。
葬儀の取り仕切りや副大統領の大統領就任式への立ち会い、ホワイトハウスからの退去などやるべきことが山ほどあったのだ。
そんな中、亡き夫がすでに過去の人のように扱われていく現状を見て怒りを募らせたジャッキーは、夫のこれまでの功績を無にしないためにある行動を取り始めるのだった。
ジャッキーが亡き夫ケネディのために取った葬儀までの4日間の行動。
それはジャッキーのケネディに対する深い愛の証でもあった――。
ケネディ暗殺という歴史的大事件をファーストレディの視点から描いたこの意欲作の日本公開は2017年3月31日。TOHOシネマズ、シャンテほか全国の映画館で公開予定です!
予告編を載せておきますね。
映画『ジャッキー/ファーストレディー最後の使命』のキャスト 主演のナタリーポートマンってどんな人?
ファーストレディ「ジャッキー」を演じるのは、ナタリーポートマン。
生年月日は1981年6月9日で現在、年齢は35歳です。見た目はもっと若く見えますよね。出身地はエルサレムで、身長は160cmです。
ナタリーポートマンを初めて見たのは懐かしの映画「レオン」でした。子供とは思えないセクシーさとあどけなさを併せ持つ魅力的な少女だったナタリーポートマン。大人になっても美しさにさらに磨きをかけ、様々な映画で活躍し続け年々素敵になっていきますね。
代表作はなんといっても映画『ブラック・スワン』ですよね。
主演のバレリーナ役を演じ、アカデミー賞主演女優賞を受賞。
一躍世界のトップスターへと登りつめました。
『ブラック・スワン』での段々、正常さを失っていくあの鬼気迫る演技は本当に圧巻でした。
大変な役柄だったと思いますが、今回もかなり難しい役柄だと思います。
大きな歴史転換の中に図らずも身を置くことになってしまい、亡き夫に対する悲しみを胸にしまいながらたった一人でファーストレディとしての責務をまっとうする。そんな苦悩に満ちた女性を演じるのですから、本当に大変だったと思います。
ナタリーポートマンはこの役を演じるにあたって、会話のアクセントまで徹底的に勉強、再現したそうです。
さすがはアカデミー賞女優ですよね。
この骨太な作品にはぴったりの女優さんだと思います。
もっと詳しく知りたい!ナタリー・ポートマンは実はかなり頭がいい!キーラナイトレイとそっくり!?
映画『ジャッキー/ファーストレディ最後の使命』のキャスト一覧
ピーター・サースガード(ロバート・F・ケネディ役)
1971年アメリカ・イリノイ州出身。現在の年齢は46歳です。『ボーイズ・ドント・クライ』で注目を集め、ニュースの天才でゴールデングローブ賞助演男優賞にノミネートされました。
グレタ・カーヴィング(ナンシー・タッカーマン役)
1983年アメリカ・カルフォルニア州出身。現在の年齢は34歳です。主演作『フランシス・ハ』でゴールデングローブ賞主演女優賞(コメディ/ミュージカル部門)にノミネートされました。演技派として注目されている女優さんです。
ビリー・クラダップ(ジャーナリスト役)
1968年アメリカ・ニューヨーク州出身。現在の年齢は49歳です。主演作『ラスト・リミッツ栄光なきアスリート』でナショナル・ボード・オブ・レビュー賞のブレイクスルー賞を受賞しています。そのほかの代表作は『ビック・フィッシュ』『ウォッチメン』など。
ジョン・ハート(神父役)
1940年イギリス・ダービーシャー出身。現在の年齢は77歳!!出演作がなんと150本を超えるというから驚きのキャリアの持ち主です。『ミッドナイト・エクスプレス』『エレファント・マン』でオスカー候補になった実力派俳優。代表作には『エイリアン』『インディ・ジョーンズ/クリスタル/スカルの王国』『ハリー・ポッター』シリーズなどなど。
リチャード・E・グラント(ウィリアム・ウォルトン)
1957年南アフリカ(現在のスワジランド)・ムババーネ出身。現在の年齢は60歳です。映画デビュー作『ウィズネイルと僕』で一気に知名度を上げ、その後は『ドラキュラ』『ザ・プレイヤー』などに出演。近年ではTVドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』にも出演しています。
映画『ジャッキー/ファーストレディー最後の使命』の監督パブロ・ララインとみどころについて
メガホンを取ったのは、パブロ・ララインというチリ人の監督です。
『NO』という作品がアカデミー外国語映画賞の候補になってますね。
みどころは当然、ナタリーポートマンがファーストレディのジャッキーをどう演じるか。そこだと思います。
ですが、もう一つ注目して頂きたいところがあるんです。
ナタリーの衣装です!1960年代のファッションは女性にとっては、絶対見逃せないポイントですよ!
当時、ジャッキーはファッションアイコンとしても注目を浴びていて、街には「ジャッキー・マネキン」まで立ち、Aラインコートも彼女が着たことで流行になったんですよ。
重厚なドラマを彩るファーストレディーのファッションも大きなみどころの一つです!
映画『ジャッキー/ファーストレディー最後の使命』の感想と評価 ※ネタバレは含みませんのでご安心ください
さて、それでは気になる感想や評価はというと――。
ナタリーポートマンの演技は『ブラック・スワン』を超えた!
ファーストレディの愛の深さに涙が止まらなかった。
ナタリーポートマンは二つめのオスカーを手中にした。
やはりナタリーポートマンの演技を評価する声が多く聞かれていますね。
歴史的大事件を扱った作品ながら、そこに描かれるのは一組の夫婦の愛の物語です。
歴史の波に翻弄されながらも一途な愛を貫いたファーストレディー・ジャッキー。
その情愛溢れる姿を、そして、ナタリーポートマンの好演をぜひ劇場でご覧ください!